高齢者が好きなお菓子は??人気のおやつをランキングでご紹介!

好きなお菓子を楽しむ時間が何よりも幸せ、という人も多いのではないでしょうか。

もちろん高齢者にとってもお菓子等を食べるおやつの時間は心が和むひとときでもあります。

特に自宅で介護を受けている高齢者は誰かと会話をする機会が少なくなりがちですが、好きなお菓子を目にすると自然と会話が生まれるというケースにもよく遭遇します。

この事から、高齢者が好きなお菓子を介護者が知り、おやつとして取り入れる事で高齢者の喜びに繋がるだけではなく、コミュニケーションを円滑にする事ができると言えます。

今回本記事では、インターネット上で公開されている高齢者施設や病院で実施される食事アンケート(嗜好調査)の結果をもとに、高齢者が好きなお菓子をランキング形式でお伝えし、健康を維持するためのおすすめの食べ方についてもお伝えします。

嗜好調査の結果から見る、おやつに選ばれる高齢者が好きなお菓子ランキング

嗜好調査の結果から見る、おやつに選ばれる高齢者が好きなお菓子ランキング

では早速、高齢者施設や病院で実施される嗜好調査の結果から見る、高齢者に人気のお菓子ランキングを見てみましょう。

第1位がおまんじゅう、その他にも最中、羊羹、お汁粉とあんこを使用したお菓子が多くランクインし、定評がある事がわかります。

カステラに次いでケーキがランクインしている他、チョコレートといった洋風の味も好まれています。

ケーキは高齢者施設で誕生会やクリスマスといった行事の際に提供されており、その特別感が高齢者にとっても嬉しいのでしょう。

また、ケーキの中でも「チョコレートケーキが好き」といった声もあり、チョコレートをはじめチョコレート味は世代を超えて美味しさを感じられる味である事が伺えます。

口当たりの良いアイスクリーム、ゼリー、プリンは歯が無い人や、飲み込みに不安な人にも食べやすく、高齢者施設や病院でのおやつとしてもよく取り入れられています。

第10位にランクインしている様な季節の果物やさつまいも等を使った自然の優しい甘みがあるお菓子も好まれ、嗜好調査の結果をみると、おやつのメニューとしてはお菓子だけではなく、季節の果物も多くの人に好まれていました。

果物にはお菓子と比較するとビタミンや食物繊維等が多く含まれています。

お菓子ばかりではなく、果物も取り入れる事で高齢者の満足度や健康維持により配慮する事ができます。

高齢者施設や病院の嗜好調査の結果から見る高齢者が好きなお菓子ランキング

第1位 おまんじゅう

第2位 カステラ

カステラ

第3位 ケーキ

ケーキ

第4位 せんべい、おかき

せんべい

第5位 最中、羊羹

羊羹

第6位 チョコレート

チョコレート

第7位 アイスクリーム

アイスクリーム

第8位 ゼリー、プリン

ゼリー

第9位 お汁粉

お汁粉

第10位 季節の果物等を使ったお菓子

季節の果物

高齢者におすすめなおやつの食べ方

高齢者におすすめなおやつの食べ方

好きなお菓子を食べる事は食べる楽しみの一環となりますが、食べ方一つで健康面を左右する事とあります。

健康面に配慮しながらおやつを楽しむには、、消化吸収能力や噛む力、飲み込む力といった高齢者の特性に配慮した食べ方が大切です。

ここからは、高齢者におすすめなおやつの食べ方についてお伝えします。

おやつのエネルギーは200kcal前後をめやすに量と時間を決める

おやつのエネルギーのめやすは1日に必要なエネルギー量の10%前後です。

高齢者が1日に必要なエネルギー量はその人の体格や活動量等にもよりますが1500kcal〜2000kcal程度なので、おやつはざっくり見積もって200kcal前後のエネルギーが一つのめやすになります。

おやつのエネルギー量が多くなりすぎると、人によっては血糖値が高くなりやすくなるといった事も起こりやすくなります。

例外として、食事量が少なくおやつでエネルギーや栄養素を補いたい場合等はおやつの回数を増やすといった方法もありますが、その場合はお菓子だけに偏らず、果物や乳製品等エネルギーだけではなくタンパク質、ビタミン、ミネラル等の栄養素や食物繊維を含んだ食品を組み合わせ、栄養のバランスに配慮ができると良いでしょう。

また、おやつの時間が次の食事の時間と間隔が狭くなると、食事の時間に空腹にならず、食事量が減ってしまう原因に繋がります。

次の食事に影響が出にくいおやつの食べ方として、おやつと次の食事の間隔は3時間程度空けるのが理想的です。

水分と一緒に食べる、その人の噛む力や飲み込む力にあわせたおやつを選ぶ

高齢になると、唾液の分泌量が減少する他、食べ物を噛む力や飲み込む力が弱くなるため、間食の選び方には配慮が必要です。

また、喉の乾きを感じにくくなる事や、トイレの回数を気にして自発的に水分を摂りたがらない人も増えます。

噛む力が弱くなっている場合には硬い煎餅やクッキー等は食べにくいため、口溶けの良い煎餅やカステラ等の軟らかいものがおすすめです。

食べ物を飲み込む力が弱くなっている場合には、水分が少ないものは喉に詰まりやすく、お茶等のさらさらとした水分はムセの原因となります。

この様な場合には、水分を多く含むゼリー等を選ぶとエネルギーと水分を一緒に摂る事ができます。

ドラッグストアー等でエネルギーやタンパク質が強化されたゼリーも販売されているので、冷蔵庫にいくつかストックしておくと便利です。

水分不足の状態が続くと脱水状態となり、命に危険が及ぶ事もあります。

分泌量が減少した唾液や水分を補うためにも、おやつと一緒にお茶等の飲み物を勧めましょう。

和菓子等卵や乳製品といったタンパク源を使っていないお菓子を食べる時は、お茶の代わりに牛乳等と一緒に食べるとタンパク質も補う事ができます。

会話を楽しみながら食べられる環境を作る

既にお伝えしていますが、自宅にいる高齢者は毎日が単調になりやすく、誰かと会話をする機会が少なくなる傾向にあります。

そして、他者との会話をはじめとした社会的接触の減少は、認知機能の低下に深く関わる事が分かっています。

この事から、家族や介護者と一緒に会話しながらおやつの時間を楽しむ事は大切な事なのです。

おやつの内容についても、その人が好きなもの懐かしさを感じるものを用意する事で高齢者から話題を引き出しやすくなります。

子供の頃の昔話や、「若い頃に喫茶店で食べたプリンアラモードが美味しかった」等という様な話題に発展する事も多くあります。

まれに持病がある高齢者のご家族より「お菓子を食べ過ぎて困っている」というご相談を頂く事もありますが、この様な場合も「会話をしながら食べる」事で同じ量でも食べ終わるまで時間をかける事ができ、適量でも満足感が得られる事が期待できます。

高齢者が好きなお菓子は、おやつの役割と食べ方を知って身体にも美味しく

好きなお菓子を食べる時間に幸せを感じる人は多く、高齢者にとってもそれは心和む時間でもあります。

特に自宅で介護を受けている高齢者は誰かと会話をする機会が少なくなりがちですが、好きなお菓子を目にすると自然と会話が生まれるといった事もあり、高齢者が好きなお菓子を介護者が知り、おやつとして取り入れる事で高齢者の喜びに繋がるだけではなく、コミュニケーションを円滑にする事もできます。

今回本記事では高齢者施設や病院で実施された嗜好調査の結果から、高齢者が好きなお菓子をランキングにしました。

その結果、おまんじゅうや最中といったあんこを使ったお菓子が多くランクインしましたが、カステラや特別感があるケーキ、世代を超えて愛されるチョコレートといった洋菓子も好まれている事が分かりました。

しかしお菓子はその食べ方によって健康を左右するものでもあります。

おやつとしてお菓子を食べる際には、適切なエネルギーと次の食事との間隔を一定の時間空け、食べすぎや次の食事の時間に空腹にならないといった事を防ぐ事、高齢者が自発的に摂取しにくい水分と一緒に提供する事、その人の噛む力や飲み込む力に合わせた硬さや形態のお菓子を選ぶ事、会話を楽しみながら食べられる環境を作るといった配慮が必要です。

お菓子を楽しみながら、高齢者とのコミュニケーションも大切にしたいですね。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士