高齢者の食事に混ぜるだけ!便利アイテムとおすすめシーンをご紹介!

自宅介護における食事は、必要な栄養量が摂れ、飲み込む力が弱くなった高齢者も安全に食べられる食形態である必要があります。

しかし、栄養量を充足させるために毎食栄養価を計算して食材を準備したり、飲み込む力が弱くなった高齢者でも安心して食べられる様、食事や飲み物に毎回均一なとろみ付けをする事は簡単ではありません。

しかし最近では、インターネット通販や介護用品のカタログ通販等において食事に混ぜるだけで栄養価や食形態を調整する事ができる便利アイテムが販売されています。

これらのアイテムは、活用するシーンを正しく判断し、正しい方法で使用すれば、自宅介護における毎日の食事を簡単に安全で快適なものにする事ができます。

今回本記事では、高齢者の食事に混ぜるだけの便利アイテムをご紹介し、どの様なシーンで使用するのがおすすめかお伝えしていきます。是非参考にご覧下さい。

高齢者の食事に混ぜるだけ!便利アイテム3選

高齢者の食事に混ぜるだけ!便利アイテム3選

自宅介護における食事は、必要な栄養量が摂れる事や高齢者にとって安全な食形態である必要があります。

それを簡単に実現させてくれるのが、インターネット通販や介護用品カタログ通販で販売されている食事に混ぜるだけの便利アイテムです。

便利アイテムには栄養価や食形態を調整してくれるものの他、食卓に彩りを添えるデザートが作れるものまで幅広い用途があります。本章では高齢者の食事に混ぜるだけの便利アイテムをご紹介します。

便利アイテム①混ぜるだけで栄養価がアップする、粉末サプリ

高齢になると食が細くなる他、噛み切りにくくパサつきやすい肉や魚等の摂取頻度が減る事で食事全体のカロリーの他、タンパク質をはじめとした栄養素が不足しがちになります。

冒頭でもお伝えした様に必要栄養量が充足する様に栄養価を計算し調理する事は簡単ではないだけではなく、高齢者にとっては食事量のカサが増え食べきれないという場合もあります。

そんな時に便利なのが、食事や飲み物に混ぜるだけで栄養価がアップする粉末サプリです。

多くの製品は食事や飲み物の味や匂い、量を変えずに栄養価をアップさせる事ができます。

スプーンのすり切りや個装ごとの栄養価も決まっているので、計算も簡単というメリットもあります。

便利アイテム②混ぜるだけで口当たりが良くなる、トロミ調整食品

高齢になり食べ物や水分を飲み込む力が弱くなると、汁気の多い食べ物や水やお茶等を口にした時にむせやすくなります。

その様な場合には食事や水分にとろみを付けるという対処法がありますが、片栗粉等のでんぷんを使用したとろみ付けは毎回同じとろみの粘度にする事が難しく、時間の経過によってとろみが緩んでしまう事も多くあります。

しかし、介護用のとろみ調整食品を正しく使用すれば、食事や飲み物に規定の量を混ぜるだけでいつも均一で時間が経っても変化しにくいとろみ付けができます。

便利アイテム③混ぜるだけでデザートが作れる、スイーツの素

食後のデザートやおやつは、食事に彩りを添えてくれるだけではなく3食では不足しがちなカロリーや栄養素を補ってくれる役割もあります。

特に、手作りのデザートやおやつは経済的であったり、材料や出来上がりの大きさ、形を好みのものにアレンジできるといったメリットも多くありますが、慣れない人にとっては材料の準備、計量や調理の工程等にハードルを感じてしまう場合もあります。

そんな時に便利なのが、水や牛乳等を混ぜるだけで食後のデザートやおやつにぴったりなスイーツが作れる、スイーツの素です。

スイーツの素を使用すれば、プリンやババロア、ゼリー等、飲み込みに不安がある高齢者でも比較敵安心して食べられる口当たりが良いスイーツを簡単に作る事ができます。

また、最近ではタンパク質や鉄分等の栄養素が強化されたスイーツの素も販売されており、食事量の減少しがちな高齢者の栄養面のサポートに特化した製品もあります。

高齢者の食事に混ぜる便利アイテムは、こんな時におすすめ!

高齢者の食事に混ぜる便利アイテムは、こんな時におすすめ

前章では高齢者の食事に混ぜるだけの便利アイテムをご紹介しました。

しかし、便利アイテムのメリットを最大限に活用するには、使用に適した状況を正しく判断し、正しい方法で使用する事が大切です。

本章では、それぞれの便利アイテムの使用に適した状況や具体的な使用方法をお伝えします。

粉末サプリなら、食事のカサ増やさずに栄養価をアップする事ができる!

高齢者の食事において必要栄養量を充足させたいものの、栄養価計算が煩雑になってしまう事や食事のカサが増えやすいといった問題があります。

しかし、食事に混ぜるだけの粉末サプリは、追加される栄養価の計算が分かりやすく、食事のカサも増やさずに栄養価をアップさせる事ができ便利です。

例えばタンパク質を補助できるサプリであれば、大匙すり切り1杯程度の分量をお粥やスープ、味噌汁、水分摂取の飲み物に混ぜるだけで約卵2/3個分のタンパク質を補えます。

また、卵焼やマッシュポテト等水分が少ない料理にも馴染み、プリンやケーキ等のお菓子作りの過程で混ぜて焼き上げる事もできます。

1品当たりに混ぜ込めるサプリの分量はすり切り大匙2杯程度(タンパク質で換算すると約10g)まで可能なので、様々な料理や水分、お菓子等が高栄養食に早変わりです。

水分が多い食事や飲み物でムセてしまう時はとろみ調整食品が便利!

飲み込む力が弱くなる事によって食事や飲み物でムセてしまう場合に、食事や水分で安定したとろみ付けをするのに便利なのが、介護用のとろみ調整食品です。

製品ごとの規定量を使用する事でプレーンヨーグルト状の適度なとろみを簡単に付ける事ができます。

しかし、とろみが一定しない、とろみが付き過ぎてしまうといったお悩みも聞かれます。

とろみ調整食品でのとろみ付けの際には、スプーン等で上下にも撹拌し、完全にとろみ調整食品を溶かす事や、水分のとろみ付けの際にはいつも同じコップやスプーンを使用する事で一定した適度なとろみを付けやすくなります。

とろみ調整食品の使い方のポイントについては以下の記事も参考にご覧下さい。

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スイーツの素を活用すれば、おやつレクや自宅でのデザート作りが気軽にできる!

高齢になり外出の機会や家族以外の人と会話をする機会が減ると、毎日が単調になりがちになる事もしばしばあります。

多くの高齢者施設等では「おやつレク」という高齢者が施設のスタッフと一緒におやつを作る取り組みが行われ、調理の工程を確認しながら手先を動かしたり、スタッフと会話をする事で心身を活性化させるねらいがあります。

混ぜるだけでスイーツが完成するスイーツの素を活用する事で、食後のデザートが簡単に作れるだけではなく、自宅でも高齢者とのおやつ作りを簡単に行う事ができます。

調理の工程は混ぜるだけですが、例えばお花見やクリスマスといった季節感のある材料選びや盛り付けを高齢者に行ってもらう事で日常生活に活気を生むきっかけづくりになります。

高齢者の食事に混ぜるだけの便利アイテムを使えば、毎日の食生活が楽しく快適に

自宅介護における食事は、必要栄養量が充足でき、飲み込む力が弱くなった高齢者も安全に食べられる食形態である必要があります。

栄養量を充足させるために毎食栄養価を計算して食材を準備したり、飲み込む力が弱くなった高齢者でも安心して食べられる様、食事や飲み物に毎回均一なとろみ付けをする事は簡単ではありません。

しかし、最近インターネット通販や介護用品のカタログ通販等で販売されている食事に混ぜるだけで食事のカサを増やさずに栄養価をアップさせるサプリや介護用とろみ調整食品、混ぜるだけでスイーツが作れるスイーツの素といった便利アイテムを正しく活用すれば、これらの問題の解決に繋がり、毎日の食生活が楽しく快適になります。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士