高齢者こそ規則正しい食事時間が大切!その理由と食事リズムを整える方法とは!?

あなたは規則正しい時間で食事ができていますか?

仕事や家事等で忙しい毎日を送っていると、食事の時間が不規則になりがちという人も多いでしょう。

しかし、自宅で介護を受ける高齢者においても活動性や消化吸収機能の低下による食欲不振や認知機能の低下、日常生活が単調になる、介護者が忙しい等といった理由によって食事時間が不規則になりがちである人も少なくありません。

食欲不振や日常生活の単調化が起こりやすい高齢者だからこそ、規則正しい時間で食事をする事が大切です。

そして規則正しい時間で食事をする事で活気ある日常生活や食欲不振の改善を期待する事も可能です。

今回本記事では高齢者こそ規則正しい食事時間が大切なその理由や、実際に食事のリズムを整える方法についてお伝えします。

高齢者こそ規則正しい食事時間が大切なその理由

高齢者こそ規則正しい食事時間が大切なその理由

高齢になると家にこもりがちになる事等から、日常生活が単調になりやすくなります。

また、活動性や消化吸収機能の低下等により食欲不振も起こりやすい傾向にあります。

そしてこの様な状況と食事の規則性には深い関わりがあり、高齢者こそ規則正しい食事時間が大切と言えます。

ここでは、高齢者こそ規則正しい食事時間が大切なその理由についてお伝えします。

日常生活のメリハリを保つため

高齢者は足腰が弱くなった等の理由により、家の中での生活が主になるといった事も多くなります。

家の中での生活が主になる事によって、日常生活のメリハリがなくなり、起床、就床といった生活リズムとともに食事時間の乱れも起こりやすくなります。

外からの刺激が減り、日常生活にメリハリがなくなる事は認知機能の低下にも関連があるという報告もあるため、高齢者こそ起床、就床といった生活リズムの一環として規則正しい時間で食事をする事が大切です。

食事リズムを整え、食欲不振を防ぐため

高齢になると消化液の分泌量が減少や消化管の粘膜組織の萎縮といった食べ物の消化・吸収機能の低下の危険性も。

この様な身体的変化が起こると、食事リズムが乱れ、食事の間隔が充分に確保できない場合等に前に食べた食事が消化できず食欲不振を引き起こしやすくなります。

食欲不振によって食事量が少ない状態が続くと、必要量に対して栄養量が不足し、低栄養状態の原因となります。

ある程度一定の食事の間隔を確保し、リズムを整える事で食事時間に空腹を感じやすくなり、食欲不振を防ぐ事もできます。

体内リズムを保ち、健康状態を維持するため

実は食事の時間は私たちの体内リズムと連動し、食事から摂ったカロリーの代謝とも深く関連しています。

朝食を起床からなるべく時間を空けずに摂る事で起床後身体における代謝のスイッチが入り、3食規則正しい時間で食事をする事でカロリーを消費しやすい代謝の良い身体を作る事も期待できます。

一方で食事を欠食したり夜遅くに食事をする事はカロリーが消費されずに蓄積する傾向となるため、体重が増えやすくなる、血糖値が高めになる等といった症状に繋がる事があります。

この事から、健康状態を維持するためにも規則正しい時間で食事をする事が大切です。

高齢者こそ心がけたい、食事リズムを整えるその方法

高齢者こそ心がけたい、食事リズムを整えるその方法

前章では、高齢者こそ規則正しい時間で食事をする事の大切さについてお伝えしました。

しかし、規則正しい時間で食事をしたくても、食事リズムを整えるための方法を知らなければ実践は難しいものです。

ここでは、その方法についてお伝えします。

起きる時間と寝る時間のめやすを設ける

前章でもお伝えした様に、食事リズムと私たちの体内リズムは密接な関連があります。

そのため、食事リズムを整えるためには体内リズムも共に整える必要性があるのです。

体内リズムのスイッチのON/OFFを担うのが起床・就床の習慣です。

起床の時間のめやすを設ける事で朝食の時間が定めやすくなり、就床の時間のめやすを設ける事で食事時間だけではなく入浴等の習慣についてもリズムが整いやすくなります。

食べ物の消化が充分でない状態での就床は食べ物の逆流や胃腸の活動により睡眠の質の低下が起こりやすいため、夕食から就床までは少なくとも2時間は空けるのが理想的です。

おやつは時間を決めて食べる

おやつは3食の食事では摂取し切れないカロリーや栄養素を補ったり、日常に彩りを添えてくれる等、高齢者にとっても嬉しいものです。

しかし、時間を定めずにおやつを食べる事によって食事の時間までに消化ができず、満腹感によって食事が食べられないといった事も起こりやすくなります。

食事に影響を及ぼしにくいおやつの食べ方として、次の食事とおやつの間隔を2時間以上確保するのがおすすめです。

また、体重減少等がない健康な高齢者の場合は、おやつを食べる時間とともにおやつで摂取するカロリーを1日に摂る全体のカロリーの10%程度、200kcal程度を上限のめやすとして意識すると、おやつの食べ過ぎによる食事への影響を減らす事ができます。

高齢者向け宅配弁当サービス等を利用し、食事の準備にかかる時間を節約する

インターネット上の介護相談でも仕事と食事作りの両立はよくある悩みとして見受けられ、自宅介護を受ける高齢者の食事時間が不規則になる理由の一つとして、介護者が仕事等で多忙である事で昼食や夕食を用意する時間の確保が難しく、食事の時間が遅くなりがちになるといった事も挙げられます。

この様な場合は、最近各社が展開している「高齢者向け宅配弁当サービス」の利用や、おかずの作り置きをする等で食事の準備にかかる時間を節約する事で、介護者の負担も減り、介護を受ける高齢者も食事のリズムが整う事で双方にとって有益な状況に繋げる事ができます。

特に高齢者向け宅配弁当サービスは、カロリーや塩分を気にする人にも安心な、カロリーや塩分がコントロールされたコースや、噛む力や飲み込む力に応じた食形態も幅広く取り揃えているので、食事の準備に加え、カロリー計算や食形態の調整が必要な場合にも手軽に安全な食事を提供する事ができます。

また、自宅で作る作り置きのおかずはより経済的で手作りの温かみがあるといったメリットもあります。作り置きのポイントや簡単なレシピ等はこちらをご覧下さい。

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高齢者こそ規則正しい食事時間を心がけ、毎日をいきいきと!

仕事や家事等で忙しい毎日を送っていると、食事の時間が不規則になりがちという人も多いでしょう。

しかし実は、自宅で介護を受ける高齢者においても活動性や消化吸収機能の低下による食欲不振や認知機能の低下、日常生活が単調になる、介護者が忙しい等といった理由によって食事時間が不規則になりがちである人も少なくありません。

しかし、食欲不振や日常生活の単調化が起こりやすい高齢者だからこそ、規則正しい時間で食事をする事が大切です。

そして規則正しい時間で食事をする事は活気ある日常生活や食欲不振の改善、健康状態の維持にも繋がります。

高齢者の食事リズムを整える方法としては、起床・就床の時間にめやすを設け、体内のリズムと共に食事のリズムを整える、おやつはある程度時間を決めて食べる、高齢者向け宅配弁当サービスや作り置きおかずといった介護者が食事の準備にかかる時間を節約できる方法を取り入れるといった事があります。

特に高齢者向け宅配弁当サービスは、カロリーや塩分を気にする人や食形態の調整が必要な人にも使いやすくおすすめです。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士