七夕におすすめなおやつや食事は??高齢者も安全に楽しめるメニューをご紹介!

七夕は節分等と同様、古くからの年中行事であり、子供から高齢者まで幅広い年代に馴染み深いものです。

年中行事の際には自宅でも行事食を家族みんなで楽しみたいものですが、七夕に食べる決まった食事やおやつは、実はあまり知られていません。

そこで、今回本記事では七夕にちなんだ歴史のある食べ物や、実際に筆者である私の病院勤務していた経験から、おすすめのおやつをご紹介します。

また、調理や提供の仕方を工夫する事で、高齢者も安全に行事食を楽しむ事ができます。

行事食を高齢者も安全に美味しく楽しむための、調理法や提供の仕方についての工夫についてもお伝えしますので、参考にご覧下さい。

七夕には何が食べられる事が多い?行事食のおすすめのおやつや食事3選

七夕には何が食べられる事が多い?行事食のおすすめのおやつや食事3選

七夕の行事食は、節分の節分豆の様に大きく象徴されるものがなく、あまり知らないという人も多いでしょう。

しかし、七夕にもその歴史にちなんだ行事食は存在し、現代では様々な食べ物を星等で形どった飾り付けをする等して楽しむ風習もあります。

ここでは、七夕に行事食として食べられる、おすすめのおやつや食事3選をお伝えします。

見た目も涼しげな七夕ゼリー

七夕にちなんだおやつとして、インターネット上のレシピサイトにおいても数多くのレシピが紹介されているのが「七夕ゼリー」です。

七夕ゼリーの特徴としては、七夕の別名「星祭り」にちなんで星形の容器に盛り付けされたり、星を形どったフルーツが盛り付けられるといった工夫がなされています。

この七夕ゼリーは、高齢者施設や病院でも行事食として様々な形で提供されています。

食事メニューが通常のメニューでも、デザートとして添えるだけで七夕の雰囲気を感じられる一品です。

また、ゼリーは噛む力や飲み込む力が弱くなった高齢者でも食べやすい食感であるというメリットもあります。

まるで星空の様な和菓子、天の川羊羹

最近インターネット上のレシピサイトやSNS等でその見た目の美しさが話題になっているのが、「天の川羊羹」です。

天の川羊羹は黒い羊羹部分と金箔やアラザンが散りばめられた青いゼリー部分のコントラストがまるで夜空を彷彿とさせます。

七夕ゼリーと比較して天の川羊羹は見たり食べたりした事がある高齢者はまだ少ないでしょう。

そのため、デザートとして提供する事でその場の話題となる事間違いなしです。

また、羊羹を手作りする場合は調理する際に加える寒天の配分を調節する事で高齢者にも食べやすい食感に仕上げる事ができます。

皇帝の子を祀ったとされるそうめん

実はあまり知られていない七夕の行事食ですが、日本では九州地方等限定的な地域で七夕にそうめんを食べる習慣があります。

この風習は、中国の伝説に基づいており、皇帝の子供が7月7日に亡くなった際、祟りとなって疫病を流行させたと言われています。

この事態を収束させるため、皇帝の子供の好物であった索餅(小麦でできた縄編みのお菓子)を供えたところ、平穏な日々が戻った事から、7月7日には無病息災を願って索餅を食べる風習が生まれたと言います。

索餅はそうめんの原形であるとも言われており、現代では索餅の代わりにそうめんが食べられています。

そうめんは喉ごしが良く、夏場の普段の食事としても喜ばれますが、七夕に食べるそうめんは星形モチーフの飾り付けの他、錦糸卵やきゅうりで天の川に見立てた飾り付けを施す事で、七夕の行事食として提供する事ができます。

七夕の行事食、高齢者も安全に楽しむための工夫3選

七夕の行事食、高齢者も安全に楽しむための工夫3選

前章では、七夕に行事食として食べる、おすすめのおやつや食事についてお伝えしました。

しかし、高齢者にも行事食を安全に、そして楽しみながら七夕の行事食をより楽しんでもらうためには、調理の方法や提供の仕方に工夫が必要です。

ここでは、七夕の行事食を高齢者も安全に楽しむための工夫3選をお伝えします。

七夕ゼリーは作る工程から高齢者と一緒に楽しめる

七夕にちなんだおやつとして馴染み深い七夕ゼリーは、ゼリー液の色や飾り付け次第でその人の好みによって様々なものを作る事ができます。

また、作り方も簡単なので高齢者が調理の工程から参加し、一緒に飾り付け等をするといった楽しみ方もあります。

高齢者施設等では高齢者とおやつ作りをする「おやつレク」という取り組みもあり、周囲と会話を楽しみながら調理をしたり出先を動かす事で、脳の活性化が期待できるという見解もあります。

自宅介護においても外出する機会がない等高齢者の生活は単調になりやすいものです。年中行事の様に高齢者にも馴染みのあるイベントの際に、食事の簡単な調理や盛り付けに参加してもらう事で、生活に活気が生まれ、食事中の会話も弾みます。

七夕ゼリー

材料(4個分)
  • サイダー 200ml(またはかき氷シロップ100ml +水100ml)
  • 粉ゼラチン 5g(50mlのお湯でふやかす)
  • お好みのフルーツ(星形に型抜きする)
作り方
  1. サイダーにお湯でふやかした粉ゼラチンを加え、溶けるまで加熱する。
  2. ①をボウル等に入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やす。
  3. ②が固まったら、泡立て器でくずす。
  4. ③を容器に盛り付け、フルーツを飾り付けする。

天の川羊羹は手作りなら自宅でも注目されるデザートに!

まるで夜空の様な美しさが魅力的な天の川羊羹は、その美しさから「自宅で作るのは難しいのでは?」と思われがちです。

しかし、意外と難しいコツは不要で事前準備として材料を揃え、レシピに忠実に作る事できれいに仕上がります。

羊羹は高齢者にも馴染みのある和菓子ですが、和菓子としては斬新な美しさに高齢者はもちろん、和菓子には馴染みが薄いお子さん等にも喜ばれます。

何より、芸術品の様な和菓子が実は自宅で作られたという事が、食卓で話題となるでしょう。

天の川羊羹

天の川羊羹

材料(タッパー1個分)
  • ブルーハワイのかき氷シロップ 200ml
  • 粉寒天 4g
  • こしあん 約200g +水50ml
  • アラザン 適量
  • コーヒーフレッシュ 適量
作り方
  1. かき氷シロップと粉寒天の半量を鍋にかけ、寒天を煮溶か。
  2. タッパーに①を流し入れ、コーヒーフレッシュを垂らし、模様を作る。
  3. ②にアラザンを散らす。
  4. こしあんと水を合わせたものを火にかけ、残りの寒天を煮溶かす。
  5. ③が固まったら、④を上から流し入れ、表面を平らに整える。
  6. ⑤を冷蔵庫で冷やし、全体的が固まったらタッパーを裏返して羊羹を取り外す。

そうめんは寒天やゼリーで寄せれば、高齢者でも飲み込みやすい

中国の歴史から、七夕の行事食とされるそうめんは前章でもお伝えした様に夏場の食事としても喜ばれます。

しかし、飲み込む力が弱くなった高齢者にとって、そうめんは喉につっかえる等の危険性が伴う事が多くあります。

その様な場合は、1〜2cmに切ったそうめんを寒天やゼリーで寄せる事で、滑りの良い寒天やゼリーの膜でそうめんが包まれ、高齢者でも飲み込みやすくなります。

また、寒天やゼリーで寄せる事でより見た目が涼しげになり、七夕の雰囲気をアップさせる事もできます。

七夕そうめんの寒天寄せ

七夕そうめんの寒天寄せ

材料
  • そうめん 1束
  • きゅうり、ハム等→星形に型抜きする
  • 粉寒天 3g
  • 水 300ml
  • ほんだし 小匙2
  • めんつゆ 大匙1
作り方
  1. そうめんは茹で、1〜2cmの長さに切る。
  2. 鍋に水、ほんだし、めんつゆ、粉寒天を入れ火にかけ、寒天を煮溶かす。
  3. 型の底に、型抜きした具材と①をバランス良く並べる。
  4. ③の上から②を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

七夕は日本古来からの年中行事。おやつや食事の工夫で高齢者も楽しもう!

七夕は節分等と同様、古くからの年中行事であり、子供から高齢者まで幅広い年代に馴染み深いものです。

年中行事の際には自宅でも行事食を家族みんなで楽しみたいものですが、七夕に食べる決まったおやつや食事は、実はあまり知られていません。

インターネット上のレシピサイトやSNSでは七夕にちなんだおやつとして、星形の飾り付けやカップへの盛り付けが施された七夕ゼリーや、まるで星空の様な美しさの七夕羊羹等をよく目にします。

また、中国の歴史上では7月7日に亡くなった皇帝の子を祀り、無病息災を願ってそうめんの原形となる索餅を食べた事から、日本でも九州地方等の一部地域で七夕にそうめんを食べる風習があります。

この様に七夕に食べられるおやつや食事は、調理や提供の仕方を工夫する事で、噛む力や飲み込む力が弱くなった高齢者も安全に楽しむ事ができます。

例えば、ゼリーはもともと高齢者にとって食べやすい食形態でもありますが、高齢者と共に調理や飾り付けをする事で、高齢者施設等で行われる「おやつレク」を自宅でも取り入れる事ができ、高齢者の生活に活力を与えられます。

最近SNSでも話題の七夕羊羹は自宅でも意外と難しいコツ要らずで作る事ができるため、和菓子に馴染みのある高齢者はもちろん、そうではないお子さんにも喜ばれる他、自宅で手作りする事で食卓でも注目の的となり、会話が弾みます。

七夕の行事食として歴史があるそうめんは、飲み込む力が弱くなった高齢者にとっては喉につっかえる等の危険性を伴う事も多くあります。

その様な場合は、そうめんを短く切って寒天やゼリーで寄せる事で高齢者にも飲み込みやすい形態となります。

この様に、七夕の行事食は調理や提供の仕方にもうひと工夫加える事で、高齢者にもより楽しんでてらえるでしょう。

・要約文
高齢者も安全に美味しく楽しめる、七夕にちなんだおやつや食事について知りたくありませんか??今回本記事では、あまり知られていない七夕にちなんだ行事食や、目で見ても七夕を感じられるおすすめのおやつのメニューの他、高齢者でも安全に美味しく行事食を楽しむための調理法や提供方法の工夫についてもお伝えしています。ご家族みんなで七夕の行事食を楽しみたいという方、是非本記事を参考にご覧下さい。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士