高齢者も安心して食べられる、冷凍食品のおすすめは!?活用例もご紹介!

解凍調理をするだけで食べられる便利な冷凍食品ですが、最近では専門家がアレンジメニューを紹介する等、自宅介護の現場でも注目されつつあります。

冷凍食品と一口に言っても、スーパーで手に入るものから高齢者にも食べやすい食形態に特化した冷凍の介護食や高齢者向け宅配弁当等様々ですが、状況に応じたおすすめ製品や高齢者も安心して食べられる冷凍食品な選び方等は多く紹介されていません。

そこで今回本記事では、高齢者の食事に便利に活用できるおすすめの冷凍食品や、高齢者も安全に美味しく食べられる冷凍食品の選び方についてお伝えします。

高齢者も安心して食べられる冷凍食品って!?おすすめはこちら!

おすすめ

冷凍食品にはスーパーで手に入る一般的なものから、食形態に配慮された介護用のものまで様々です。

そしてその種類によって便利に活用できる場面が異なるため、冷凍食品の種類ごとの特性を知った上で活用する事が大切です。

本章では便利に活用できる場面の実例を交えながら、高齢者も安心して食べられる冷凍食品のおすすめポイントをご紹介します。

高齢者向け宅配弁当なら栄養バランスもばっちり!

高齢者が安心して食べられる冷凍食品として最近話題なのが、各社が展開する高齢者向け宅配弁当です。

高齢者向け宅配弁当のおすすめポイントは、食形態は舌で潰せるムース状の形態から通常の形態が揃っており、噛む力や飲み込む力に個人差が大きい高齢者にも安心して食べる事ができ、管理栄養士が監修した献立により栄養のバランス良く高齢者に必要な標準的なカロリーを充足する事ができる事です。

メニューも和食、洋食、中華、炊き込みご飯等の季節のメニューと幅広く、飽きる事なく楽しめます。

ラインナップの中にはカロリーや塩分等が調整されたシリーズもあり、持病の治療を行なっている人や日頃から特に健康に気を遣っている人には嬉しい配慮です。

アラカルトの冷凍介護食はリーズナブルで普段使いに便利!

高齢者向けの冷凍食品には弁当タイプの他、パン粥等の主食や肉団子等の主菜、野菜のペースト等副菜に分かれたアラカルトの冷凍介護食も販売されています。

アラカルトの冷凍介護食のおすすめポイントは同じ種類の介護食が包装の中に複数個入っているため1食当たりの値段がリーズナブルである事や、手作りの食事や他のアラカルトの冷凍介護食を組み合わせて献立のバリエーションを増やす事ができるという点です。

また、その組み合わせによって1食量も調節しやすい事から、食欲不振時等も高齢者の体調に合わせた分量で使用する事ができます。

冷凍野菜は下処理要らずで様々な食形態に調理できる!

スーパーで手に入る冷凍食品の一つに下処理要らずの冷凍野菜が挙げられます。

冷凍野菜のおすすめポイントは予め野菜を加熱した上で冷凍しているので短時間で軟らかく調理ができ、潰してペースト状にもしやすいため、幅広い食形態に調理しやすいという点です。

茹でると軟らかくなるまで時間がかかる人参や里芋等の根菜や、茹でる前にも入念な洗浄が必要なほうれん草等の葉物野菜も冷凍のまま調理するだけで軟かく仕上がります。

歯が無く、食事はミキサーをかけたり裏漉ししたりする必要がある場合も、皮むきやカットの行程を省く事ができるので、手間を減らす事ができます。

一般的な冷凍食品はアレンジ次第で高齢者も食べやすくする事ができる!

高齢者向け宅配弁当も含めた冷凍介護食は食形態が調整され、自宅介護において便利に活用できる事は先にお伝えしていますが、購入の際はインターネット等での注文が必要となり、スーパー等の店頭で購入できない商品が多い事がデメリットとも言えます。

しかし、スーパー等の店頭に並ぶ一般的な冷凍食品も最近ではメーカーがアレンジメニューをインターネット上で公開する等、自宅介護の現場でも注目されています。

一般的な冷凍食品のおすすめポイントは手軽に購入できる事や、介護者にとっても馴染みがあり使いやすい点です。

特に、メンチカツやハンバーグ等の挽肉を使用した商品はソースやたれで軽く煮る事で軟かく食べやすい食感に仕上がるのでおすすめです。

高齢者の食事に便利に活用できる冷凍食品、選び方のポイントは!?

高齢者の食事に便利に活用できる冷凍食品、選び方のポイントは!?

前章では高齢者にも安心して食べられる冷凍食品の状況弁当おすすめポイントについてお伝えしました。

しかし、冷凍食品を便利に活用するためには高齢者本人の身体状況や食環境に合った冷凍食品を選ぶ事が大切です。

本章では、冷凍食品を高齢者の食事に活用するために知っておきたい、選び方のポイントについてお伝えします。

高齢者本人の好みに合ったものを選ぶ

高齢者の食事に冷凍食品を使用する際には、高齢者本人の好みに合ったものを選ぶ事がとても大切です。

また、高齢者が子供の頃には冷凍食品が食卓に並ぶ事は少なかったため冷凍食品に馴染みが無い高齢者がほとんどです。

よって、普段の食事で高齢者本人が好んで食べるメニューが冷凍食品として販売されていれば、そのメニューを選択しても良いでしょう。

実例として、当初は冷凍食品に馴染みがなく、抵抗感を示していた高齢者と一緒にスーパーの冷凍食品売り場に行き、その人が好きなお好み焼きやグラタンが商品として売られているのを見て冷凍食品に親しみが生まれ、実際に食事に取り入れた際にも大変喜んでもらえたという自宅介護におけるエピソードもあります。

冷凍食品なら、好きなメニューが食べたい時にすぐ食べられる事もメリットとして伝える事で好きなメニューや食べてみたいメニューを引き出しやすくなります。

使用頻度や介護者の状況等に合った商品を選ぶ

高齢者の食事に冷凍食品を取り入れる場合、冷凍食品を使用する頻度によって便利に利用できる商品が異なってきます。

例えば、介護者が基本的に在宅し、毎日冷凍食品を取り入れたいという場合にはアラカルトタイプの冷凍介護食やスーパーで手に入る一般的な冷凍食品が無駄なくリーズナブルに使いやすく、日頃介護者がや用事や仕事で不在となる場合が多い場合はおかずが全て調理され、解凍調理だけで栄養バランスが良く、食べやすい形態の食事が用意できる高齢者向け宅配弁当が便利です。

また、高齢者向け宅配弁当は1食食べ切りであるため、週に数回介護者が不在となる場合等、使用頻度が低い場合でも便利に利用できます。

ベストな商品の選び方の一例として、利用頻度にもよりますが普段使い用にアラカルトタイプの冷凍介護食品や一般的な冷凍食品をストックしておき、必要に応じて高齢者向け宅配弁当を買い足すのがおすすめです。

試食をしてもらった上で、高齢者本人の咀嚼、嚥下機能に合ったものを選ぶ

自宅で介護をしている高齢者の食事に冷凍食品を取り入れられたら便利だが、安全に食べられる硬さであるか不安、といった声や、飲み込みに不安があるが安全に食べられるかといった声は冷凍食品を高齢者の食事に取り入れる事を検討している介護者からよく聞かれます。

これまでお伝えしてきた様に冷凍介護食や高齢者向け宅配弁当は食形態が幅広く、歯が無い場合には舌で潰せるムース食、飲み込みに不安がある場合には喉越しの良い嚥下食の形態等、その人の咀嚼、嚥下機能に合わせて選ぶ事ができます。

また、冷凍介護食や高齢者向け宅配弁当には下の表に示している日本介護食品協議会が定めた「ユニバーサルデザインフード」の表示によって食形態の目安を知る事ができます。

しかし、実際にその人に合った食形態であるかは、実際にその食品を食べてもらい、咀嚼や飲み込みの様子、食事に時間がかかりすぎていないか等を観察した上で判断する必要があります。

実際に食べる様子を観察しない事で、介護者の思い込みによって高齢者にとって食べにくい食形態であったり、本来は軟かく調理されていれば固形物も食べられるのにペースト状の食事しか提供されず食欲が減退してしまうといった事も起こり得るのです。

そのため、スーパーで購入できる一般的な冷凍食品も含め、初めて食べてもらう冷凍食品は高齢者の食事の様子を観察する様にしましょう。

ユニバーサルデザインフード(日本介護食品協議会)
食形態の段階 容易にかめる 歯茎でつぶせる 舌でつぶせる 噛まなくてよい
料理の形態の例 米飯/焼き魚 軟飯/煮魚 全粥/魚のほぐし身+あんかけ ペースト粥/煮魚の裏ごし

持病の有無等身体状況に配慮して選ぶ

高齢になると持病の治療のため、カロリーや塩分等の食事内容なや配慮が必要である場合も少なくありません。

その場合、毎日の食事を手作りするのは高齢者にも食べやすく軟らかい食形態に調理する事に加え食品や調味料のカロリーや塩分、栄養量の把握や計量が必要となり、至難の業とも言えます。

そんな時に便利なのが持病の治療を行なっている人向けにカロリーや塩分の他、病態によって必要な栄養量が調整されたタイプの高齢者向け宅配弁当です。

高齢者向け宅配弁当は1食1食の栄養量が明確である他、例えば塩分制限がある場合にありがちな味付けがうまくいかない、といった調理の悩みからも解放されます。

ただ一つ注意点は、病態に配慮されている高齢者向け宅配弁当であっても介護者の自己判断で商品を購入しない事です。

万が一、高齢者本人にとって適切でないカロリーや栄養量の商品を選んで購入してしまい利用を続けると、治療の経過に支障をきたす場合もあります。

購入前には各メーカーの相談窓口の管理栄養士や主治医にその人に合った食事内容であるか確認して利用しましょう。

高齢者の食事にも冷凍食品の有効活用がおすすめ!選び方も知っておこう!

解凍調理をするだけで食べられる便利な冷凍食品は、最近自宅介護の現場でも注目されつつあります。

冷凍食品はスーパーで手に入るものから高齢者にも食べやすい食形態に特化した冷凍の介護食や高齢者向け宅配弁当等様々ですが、状況に応じたおすすめ製品や高齢者も安心して食べられる冷凍食品の選び方等は多く紹介されていません。

高齢者の食事に利用できる各冷凍食品のおすすめポイントは、高齢者向け宅配弁当は調理の手間なく栄養のバランスがとれ、食形態が幅広い事やカロリーや塩分等が調整されたタイプもある事で咀嚼、嚥下機能や持病の有無等様々な状況に対応しやすい事、アラカルトタイプの冷凍介護食は使用量が調整しやすく、1食当たりの価格も比較的リーズナブルである事、冷凍野菜ら下処理要らずで短時間で軟かく、様々な食形態に調理しやすい事、スーパーで手に入る一般的な冷凍食品は手軽に購入できる事や水分を加えて煮る等のアレンジによって高齢者にも食べやすい形態にできる事が挙げられます。

自宅介護における高齢者の食事に便利に活用できる冷凍食品を選ぶ際のポイントは、高齢者本人の好みに合わせて選ぶ事、使用頻度や食環境に合わせた商品を選ぶ事、試食をしてもらった上で、高齢者本人の咀嚼、嚥下機能に合った食形態のものを選ぶ事、持病の有無等必要に応じて栄養量が調整されたものを選ぶ等、その人の身体状況に合わせて商品を選ぶ事が大切です。

冷凍食品にも様々なタイプがあるため、商品の特性を把握して便利に、かつ慎重に検討をすると良いですね。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士