高齢者の栄養補助食品、ドラッグストアで購入する際の注意点は!?対策もご紹介

少量で多くのカロリーや栄養素を手軽に摂る事ができる栄養補助食品は自宅介護においても食が細くなりがちな高齢者の心強い味方となります。

最近では各社から多くの栄養補助食品が販売されていますが、その購入方法はインターネットやカタログ通販等が主流となり、購入方法がわからないといった介護者の声もよく聞かれます。

しかし、栄養補助食品は近隣のドラッグストアでも取り扱われており、ドラッグストアで高齢者の栄養補助食品を購入する際に起こりがちな困り事やその対策を知っておく事で日常の買い物ついで等大変便利に栄養補助食品を購入する事ができます。

今回本記事ではドラッグストアで栄養補助食品を購入する際に起こりがちな困り事やその対策についてお伝えします。

それを知る事で毎日の自宅介護においてより便利にドラッグストアを利用する事ができるでしょう。是非参考にご覧下さい。

ドラッグストアで高齢者の栄養補助食品を購入する際に起こりがちな困り事

ドラッグストアで高齢者の栄養補助食品を購入する際に起こりがちな困り事

ドラッグストアは比較的自宅の近くにある事が多く、気軽に利用できるというメリットがあります。

しかし、高齢者は咀嚼嚥下機能や持病の有無といった身体状況に個人差が大きい事や、ドラッグストアで取り扱われる栄養補助食品は商品の種類が限られる事も多いため、商品の選び方やまとめ買いの可否、希望した商品の有無等等栄養補助食品の購入に際してはインターネットやカタログ通販とは異なった困り事が起こりやすいものです。

本章ではドラッグストアで高齢者の栄養補助食品を購入する際に起こりがちな困り事についてお伝えします。

栄養補助食品の選び方が分からない

ドラッグストアで取り扱われる「栄養補助食品」といわれる商品には、飲料タイプやゼリータイプ、クッキーバータイプと食形態は様々です。

また、商品によってカロリーや栄養価、強化されている栄養素等が異なります。

そのため、初めて高齢者に栄養補助食品を購入する場合にはどの商品を選べば良いか分からないといった声も多く聞かれます。

例えば、噛む力や飲み込む力が弱くなりがちな高齢者に食べにくい形態の栄養補助食品を選んでしまうと誤嚥や窒息等の事故に繋がる事もあり危険です。

また、低カロリータイプで微量栄養素が強化されたタイプの栄養補助食品は食が細くなりがちな高齢者の栄養補給には不充分である場合も多くあります。

そのため、高齢者の栄養補助食品を選ぶ際には、その人の咀嚼嚥下機能に合った食形態である事や、目的に合った栄養補助食品を選ぶ事が大切です。

まとめ買いをしたいけれど、持ち帰りが大変

既に常用している栄養補助食品が決まっている場合等は、商品をまとめ買いしたいといった場合も多いでしょう。

しかし、飲料タイプやゼリータイプの栄養補助食品をまとめ買いすると、かなりの重量になり家までどうやって持ち帰るか手段に悩む人も多くいます。

最近では介護者の年齢も高くなっているため、重い物を無理に持つ事は介護者が腰痛を発症する等身体を壊してしまう事にも繋がります。

まとめ買いをする予定がある場合には、ドラッグストアの店舗の配送サービス等の便利なサービスについて下調べをし、活用していくのがおすすめです。

希望する商品が店舗にない

ドラッグストアは店舗が近くにある手軽さの反面、取り扱いのある栄養補助食品の種類には限りがあるというデメリットもあります。

病院や高齢者施設で提供されていた栄養補助食品を自宅でも継続して利用したいという場合には、希望する商品がドラッグストアでは取り扱いがなかった、というケースも多いものです。

栄養価の組成が同様の商品で代用できるのであればドラッグストアで取り扱いのある商品を購入して利用するという手段もありますが、血糖値を上げにくい等特定の疾患に配慮した商品等は通常ドラッグストアで購入する事は難しいでしょう。

その場合は、インターネットやカタログ通販も視野に入れるか、ドラッグストアで取り寄せが可能であるかを問い合わせるといった方法もあります。

栄養補助食品をドラッグストアで購入する際に起こりがちな困り事、その対策

栄養補助食品をドラッグストアで購入する際に起こりがちな困り事、その対策

前章では栄養補助食品をドラッグストアで購入する際に起こりがちな困り事についてお伝えしました。

しかし私たちが知らないだけで、ドラッグストアにも便利なサービスがあり、それを活用する事で困り事が解消され、より便利にお買い物ができます。

本章では、栄養補助食品をドラッグストアで購入する際の困り事への対策や是非利用したい便利なサービスについてお伝えします。

栄養補助食品の選び方は店舗の販売スタッフや管理栄養士に問い合わせる

高齢者に栄養補助食品をドラッグストア購入する際、商品の選び方に迷う時には店舗の販売スタッフや管理栄養士に問い合わせる事で的確な商品を案内してもらう事ができます。

特に管理栄養士は食や栄養に関する専門家なので、高齢者本人の普段の食生活や咀嚼嚥下機能に応じたよりきめ細かい商品選びのアドバイスが受けられます。

初めて高齢者に栄養補助食品を購入する場合には、独自で的確な商品を調べるよりも時間の節約になり、栄養補助食品の種類についても様々な提案をもらえるのでおすすめです。

実際に、当初栄養補助食品といえばクッキータイプしか思い浮かばなかったという人が店頭で販売スタッフに相談したところ、ゼリータイプのものが食べやすいのではないかというアドバイスを受ける事ができたという例もあります。

店舗の販売スタッフや管理栄養士に問い合わせる際には、高齢者向けの栄養補助食品を探しているという事や、食が細いという場合でも全体量が食べられないのか、肉や魚等のタンパク質源の摂取がすすまないのか、等普段の食生活について、持病がある場合はカロリーやタンパク質、カリウム制限の有無、歯がない、さらさらとした水分はむせやすいといった咀嚼嚥下に関わる情報を伝えられると良いでしょう。

また、栄養補助食品にはデザート感覚で摂取できるミルク味やいちご味、コーヒー味の他、コーンスープ味の様な食事としても楽しめるもの等、多彩な味のラインナップがあります。

甘いものの好き嫌い等、高齢者本人の嗜好についても合わせて伝える事でより高齢者本人が気に入る商品を選びやすくなるでしょう。

また、店舗の管理栄養士は、店舗のスタッフとしてお客様の対応をする他にも、ドラッグストアの外に出て地域の住民の栄養指導等の業務を兼務している場合も多くあります。

管理栄養士に栄養補助食品の選び方について相談するために店舗を訪れた際、管理栄養士が不在であるという場合もあるため、店舗に行く前にその店舗には管理栄養士が配置されているか、訪れたい日時に管理栄養士が対応可能であるか、予め店舗に電話で確認してから訪れるのがベストです。

購入数が多い場合は、チェーンよっては通信販売や配送サービスが利用できる

栄養補助食品をまとめ買いをした場合、自宅までの持ち帰りが不安という場合には、チェーンによって実施している配送サービスを利用するのがおすすめです。

配送サービスは有料のサービスで、配送料は同一県内であれば500円程度でその日購入したものを当日、または翌日に自宅まで配達してもらう事が可能です。

また、追加料金で県をまたいだ配送を行なっているチェーンもあるため、他県に高齢の家族が暮らしている場合等にも自宅近くのドラッグストアで購入した栄養補助食品やその他の日用品等を高齢の家族の自宅まで配送するという利用の仕方も可能です。

配送サービスの利用に当たっては事前登録が必要である事が多い事や、冷凍・冷蔵品、生鮮食品等配送サービスが利用できない商品もあるといった注意点を把握しておく必要があります。

また、多くのチェーンではチェーン独自の通信販売を展開しており、来店の手間がなく、チェーンごとのポイントが利用でき、送料は配送サービスよりもリーズナブルというメリットがあります。

栄養補助食品は1個からの購入はもちろんケース購入にも対応しています。

しかし、注文から受け取りまでは平均4日程度、最大1週間程度の時間を要する場合もあるため急ぎの注文を除いては便利に活用できるでしょう。

離れて暮らす高齢者の家族の自宅に直接購入したものを配送してもらいたいという場合の他、比較的自宅から離れた場所にドラッグストアがあり頻繁に買い物に行けないという場合にも嬉しいサービスです。

実際に、スーパー等が近くに無い地域に暮らす高齢の家族のために定期的に栄養補助食品の他、日用品や缶詰等を配送してもらっているという活用例もあります。

店舗や商品によっては取り寄せが可能な場合もある

希望の商品が店舗にないといった場合には、店舗や商品によっては取り寄せが可能である場合もあるため、取り寄せが可能か店頭の販売スタッフに問い合わせるという方法もあります。

問い合わせの際はメーカーや商品名、容量、必要な数量、連絡先を販売スタッフに伝えて取り寄せを依頼します。

例えば、「○×(メーカー)の△△という商品の125mlのものを1ケース取り寄せをお願いしたいです。入荷次第購入しに伺うので、こちらの携帯電話の番号に連絡をいただけますか?」といった様に依頼するとスムーズです。

依頼から商品が到着するまでの期間は商品ごとに異なり、入荷次第連絡を受けて店舗で購入するという流れになります。

血糖値を上げにくい、カリウムが控えめといった疾患に配慮したタイプの製品は特に店頭で取り扱われていない事が多いため、「栄養補助食品の利用を検討している人に持病があり、病院に入院していた際はカリウムが控えめのこちらの商品(空箱を見せながら)を利用していました。

自宅でも利用を続けたいのですがこちらでお取り寄せは可能でしょうか?」といった様に商品を利用を希望する場合には取り寄せを依頼する方法が便利です。

また、病院や高齢者施設ではその人の身体状況や咀嚼嚥下機能、嗜好等様々な視点で多くの補助食品から選んで利用しているため、病院や施設で利用していたものをドラッグストアで購入しようとしても取り扱いがないという場合も多くあります。

病院や施設で利用していた栄養補助食品をドラッグストアで購入し、自宅でも継続して利用したいという場合はメーカー、商品名、容量、特徴等を「○×(メーカー)、△△、125ml、血糖値を上げにくい、緑のパッケージ」といった様にメモしたり、空容器を保存しておくと取り寄せを希望する際の問い合わせに便利です。

しかし、製品のリニューアル等により栄養補助食品の種類や個数の単位によっては取り寄せが不可能である場合もあるため、その場合は会員登録や使い方の手順を調べておく等、インターネットやカタログ通販を利用する準備もしておきましょう。

高齢者の栄養補助食品はドラッグストアを有効活用して購入すると便利!

高齢者の栄養補給に役立つ栄養補助食品は近隣のドラッグストアでも取り扱われていますが、ドラッグストアで高齢者の栄養補助食品を購入する際にも商品の選び方が分からない、まとめ買いをした際の自宅への持ち帰りが不安、希望した商品が店頭にないといった困り事も起こりがちです。

しかしドラッグストアには便利なサービスがあり、商品の選び方に迷うという場合には、店頭の販売スタッフや管理栄養士に問い合わせる事で的確な商品の案内を受ける事ができます。

問い合わせの際は普段の食生活や嗜好等を合わせて伝えるとよりスムーズです。

また、管理栄養士に相談する事で咀嚼嚥下機能や身体状況に応じたよりきめ細かいアドバイスを受ける事ができます。

ドラッグストアでは配送サービスを展開しているチェーンも多く、栄養補助食品をまとめ買いをした際の自宅までの配送手段として便利に利用できます。

病院や施設で利用していた栄養補助食品をドラッグストアで購入する場合、店頭に希望の商品がないという事も多くあるため、その様な場合は取り寄せが可能であるか問い合わせをする事ができます。

メーカーや商品名、容量、必要な数量、連絡先をあわせて伝えるとスムーズです。この様に、栄養補助食品をドラッグストアで購入する際の不安は便利なサービスが解消してくれる事も多くあります。

便利なサービスを活用し、自宅介護をより快適にしませんか?

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士