高齢者向けのお弁当、冷凍がおすすめって本当!?管理栄養士がメリット大解剖!

最近では各メーカーが冷凍の高齢者向け宅配弁当サービスを展開し、高齢者同士の介護や働き盛り世代の介護の現場等において、その需要は高まっています。

インターネット上においてもおすすめのメーカーや実際に食べてみての感想等がよく聞かれますが、取り扱うメーカーが多く存在するため高齢者向け宅配弁当の利用を検討している段階で口コミ等を調べるのは時間と労力を要します。

また、インターネットショッピングを利用する機会が少ない高齢の介護者等は、注文や受け取りの方法が分からず、不安に思うケースも少なくありません。

そこで今回は、高齢者向け宅配弁当の利用を検討している人からよく聞かれるお悩みや、お悩みの解決にも繋がる高齢者向け宅配弁当の様々なメリットを管理栄養士である私がお伝えします。

介護はしていないが、自分用に利用したいといった方も是非参考にご覧下さい。

高齢者向け宅配弁当、よく聞かれるお悩みあれこれ

高齢者向け宅配弁当、よく聞かれるお悩みあれこれ

高齢者向け宅配弁当は多数のメーカーが展開していますが、利用を検討している人にとってはその内容や利用システム等についての詳細が分からず、不安に感じるという声も少なくありません。

本章では、高齢者向け宅配弁当サービスの利用を検討している人からよく聞かれるお悩みをお伝えします。

高齢者本人がメニューを気に入ってくれるか不安

自宅介護における毎日の食事において、なかなか献立を気に入ってもらえないといった事はありませんか?高齢になると食の好みにこだわりが強くなる人も意外と多いものです。

そのため、高齢者向け宅配弁当サービスを利用しても、気に入ったメニューがあるのかどうかといった点は多くの介護者が不安に感じています。

嗜好が合わない事で残食が多くなり、食事量が減少すると、必要量に対する摂取カロリー不足やタンパク質不足を招く原因となり、低栄養状態に繋がるため、メニューを気に入るかどうかといった問題は、嗜好上だけではなく高齢者の健康にとっても重要な問題でもあります。

噛む力や飲み込む力が弱くても安全に食べられるか不安

普段私達がよく目にしている店頭で販売されているお弁当のおかずには、噛み切りにくい肉類や歯応えのある漬物等、噛む力や飲み込む力が弱くなった高齢者にとっては食べにくいものもあります。

そのため、高齢者向け宅配弁当の特徴をよく知らない状態で利用を検討すると、「歯が弱くても安全に食べられるのだろうか?」といった事が不安になるのは当然です。

その人の咀嚼・嚥下能力に合わない食事を提供する事は誤嚥の危険性がある事はもちろん、食事中に疲れてしまったり、スムーズに食べられない事がストレスとなり、食事そのものの楽しみを奪ってしまう事に繋がるため、弁当のおかずも、その人の咀嚼・嚥下機能に合ったものを選ぶ事が大切です。

持病のため、食事制限があっても大丈夫?

高齢になると持病の治療の一環で食事制限があるという場合も多くあります。

それによって自宅での食事は食品や調味料等を計量し、食事内容には注意を払って調理をしているという介護者もいるでしょう。

しかし、店頭でよく目にする弁当は揚げ物や味の濃いおかず等、カロリーが高く、塩分が多いものも少なくありません。

持病の治療のため食事内容に配慮が必要である場合では特に、弁当を食事に取り入れる事で持病が悪化してしまうのではないかと不安視する声もあります。

食事は1日3回、毎日摂るものなので日々の積み重ねで持病の経過や健康状態に大きな影響をもたらします。

そのため、持病の治療中である場合や健康に配慮したいという場合には、後にご紹介するカロリーや塩分、タンパク質等の栄養素が調整されている、その人の身体の状況に合った商品選びが大切です。

注文や受け取りの方法が難しそうで不安

普段から店頭での買い物が主流である場合には、インターネットや電話で注文し、自宅に配達してもらう高齢者向け宅配弁当サービスは、「注文や受け取りの方法が難しそう」「注文に手間取るのではないか」「どの様な数量の単位で配達が可能なのか?」といった不安の声も良く聞かれます。

慣れない方法で注文をする事は初めは少し戸惑ったり時間がかかってしまう事もありますが、勝手が分かれば簡単に注文できる場合が多くあります。

まずは注文や受け取りの方法を確認した上で、現在の生活の状況に合っているか、介護者本人が自分で注文する事ができるか、介護者または高齢者本人が受け取り可能であるかといった点を判断する必要があります。

お悩み解決!冷凍の高齢者向け宅配弁当、ここがおすすめ!

お悩み解決!冷凍の高齢者向け宅配弁当、ここがおすすめ!

前章では高齢者向け宅配弁当サービスの利用を検討する際によく聞かれるお悩みについてお伝えしてきました。

しかし、高齢者向け宅配弁当サービスにはそんなお悩みを解決に繋げるメリットが沢山あります。

ここでは、管理栄養士の視点からみた、高齢者向け宅配弁当のおすすめポイントについてお伝えします。

栄養価計算がされた、豊富なバリエーションの献立を楽しめる!

高齢者向け宅配弁当の献立は管理栄養士が監修しており、一般的な高齢者に必要なカロリーや栄養素をバランス良く摂る事ができます。

また、和洋中のメニューの他、うな重や炊き込みご飯といった季節にちなんだメニュー等、選ぶのに迷ってしまう程豊富なバリエーションの献立を楽しむ事ができます。

そのため、普段はなかなか食事のメニューに納得してもらえないといった場合でもお気に入りのメニューを見つけてもらいやすいといったメリットがあります。

また、気に入ったメニューは繰り返し注文する事ができるので、いつでも食べたい時に、解凍するだけでお気に入りのメニューを提供する事ができるので、介護者の急用等で食事の時間がいつもより遅れそうな場合等にも大変便利です。

ソフト食から普通の硬さまで。食形態が豊富で安心!

一般的な宅配弁当にはない、高齢者向け宅配弁当の特徴は、噛む力や飲み込む力に合わせた食形態が豊富である事です。

歯が無くても歯茎で噛めるソフト食の形態から、軟らかく食べやすい固形の形態等が取り扱われているのでその人の咀嚼・嚥下機能に合わせて安全に食べられる形態を選ぶ事ができます。

特に、ソフト食等の硬さや滑らかさに配慮した食事は、家庭で調理をすると手間がかかる上、毎回硬さや舌触りが違うといった仕上がりの差が生まれやすいというデメリットもあります。

そのため、噛む力や飲み込む力が弱くなり、食形態の調節が必要になってきたら、是非一度高齢者向け宅配弁当を試してみるのがおすすめです。

その人に合った食形態の選び方が分からないといった場合は管理栄養士が商品選びの相談に乗ってくれる相談窓口を設置しているメーカーもあるので、安心して商品選びができます。

カロリーや塩分、タンパク質等が調整された商品も。身体に優しい!

前章でもお伝えした様に持病の治療等で食事制限が必要な人にとって、日々の食事に既製品の弁当を取り入れる事は、カロリーや塩分等といった栄養成分は気になるところです。

しかし、高齢者向け宅配弁当ならカロリーや塩分、タンパク質等が調整されたシリーズもあるため、その疾患に応じて商品を選ぶ事ができます。

持病の治療中に高齢者向け宅配弁当を取り入れる事は食品や調味料の計量や調理がいらない手軽さはもちろん、実際にカロリーやタンパク質等が調整された弁当の内容を見る事で、メニューや使用する食品の視覚的な分量を参考にする事ができます。

そのため自宅で食事療法のための食事を調理する際にも、メニューのバリエーションが広がったり、大まかな食品の使用量を予測しやすくなるといったメリットがあります。

持病の治療中に高齢者向け宅配弁当を利用する場合は、主治医や医療機関の管理栄養士に弁当の栄養量が食事療法に適した内容であるかを確認した上で購入しましょう。

電話やネットで手軽に注文。配達時の安否確認サービスがあるメーカーも!

高齢者向け宅配弁当の利用を検討している介護者からよく寄せられるお悩みとして、注文や受け取り方法についての不安が挙げられます。

多くのメーカーはインターネット注文の他、電話での注文や相談を受け付けているため、インターネットに不慣れである場合にはまずは電話注文を利用するのが良いでしょう。

弁当は冷凍で届きますが、7食セットや14食、21食セットといった1週間単位でのセット商品が主流で、メーカーによってはアラカルトで1食ずつ注文できるので、特にお気に入りのメニューがある場合等に単品で注文する場合等にも対応が可能です。

しかし、一般的な家庭では14食や21食分の弁当を保管する冷凍庫の容量がないと不安を感じる人がほとんどでしょう。

多くのメーカーでは、食数に応じて保冷ケースの貸し出しを行なっているため、保管の不安は解消する事ができます。

また、メーカーによっては弁当の配達時に配達スタッフが高齢者の安否確認を行うサービスを提供しているメーカーもあります。

介護者が仕事や用事等で家を空ける事が多いという場合にも、在宅している高齢者の家族を見守ってくれるのは嬉しいサービスですね。

高齢者向けのお弁当、冷凍なら高齢者にも介護者にもメリットが沢山!

冷凍の高齢者向け宅配弁当サービスは、高齢者同士の介護や働き盛り世代の介護の現場等において、その需要は高まっています。

インターネット上においてもおすすめのメーカーや実際に食べてみての感想等がよく問われていますが、取り扱うメーカーが多く存在するため高齢者向け宅配弁当の利用を検討している段階で口コミ等を調べるのは時間と労力を要します。

また、インターネットショッピングを利用する機会が少ない高齢の介護者等は、注文や受け取りの方法について不安に感じるケースも少なくありません。

その他、自宅介護において日々の食事に高齢者向け宅配弁当の利用を検討する段階でよく聞かれるお悩みには、高齢者本人が弁当のメニューを気に入ってくれるかどうか、噛む力や飲み込む力が弱くなっている場合でも安心して食べられるか、持病の治療等により食事制限がある場合等も問題なく利用できるかといった点が挙げられます。

しかし、高齢者向け宅配弁当のメリットを知る事で、そのお悩みも解決に繋がる事も多くあるのです。

まず、高齢者向け宅配弁当は栄養価計算がされたバランスの良い献立である上に、そのメニューのバリエーションが大変豊富であるため、食の好みにこだわりがある高齢者でもお気に入りのメニューを見つけやすく、食事を楽しむ事ができます。

また、食形態も歯茎で潰せるソフト食の形態から通常の形態まで幅広く、噛む力や飲み込む力が弱くなっている場合も咀嚼・嚥下能力に合わせた安全な食形態を選ぶ事ができます。

カロリーや塩分、タンパク質といった栄養素が調節されたシリーズもあるため、持病の治療等により食事制限を要する場合にも食品の計量や栄養価計算をする事なく食事療法に適した食事を提供する事が可能です。

注文の方法はインターネットの他電話注文が可能なので、インターネットでの注文が不安な場合はまずは電話注文を選択してもよいでしょう。

1週間単位以上での個数の発送が主流ですが、冷凍庫のスペースが足りないといった場合には保冷容器の貸し出しが可能なメーカーもあります。

この様に、高齢者向け宅配弁当は高齢者と介護者に多くのメリットがあります。

不安を解消し、是非利用を検討してはいかがでしょうか。

>oharu(おはる)

oharu(おはる)

自身のスポーツ経験から管理栄養士を志し、大学卒業後総合病院の管理栄養士として8年勤務する中で高齢者の栄養サポートやがん患者に対する緩和ケア等のチーム医療にも参加。現在は幅広い年齢層を対象に予防医療の分野で活動中。

【所有資格】・管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・病態栄養専門管理栄養士・がん病態栄養専門管理栄養士